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  • 2026.1.30
  • 投資関連

ルーパーツ株式会社への新規投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美 公)を無限責任組合員とするイノベーション京都2021投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP2号ファンド」)は、東北大学の研究成果を活用するベンチャー企業であるルーパーツ株式会社(本社:仙台市青葉区、代表取締役:滝本 康平)に対する投資を実行いたしました。

今回の投資の概要
ルーパーツは、アルミニウムスクラップから高純度アルミニウムを直接精錬する独自技術を有するスタートアップです。従来、アルミニウムのリサイクルにおいては、比重がアルミニウムと近いシリコンを十分に分離することが困難であったため、品質を落としたダウングレードリサイクルや用途を限定した水平リサイクルが主流となっていました。

ルーパーツの技術は、スクラップアルミニウムからシリコンを分離し、高純度アルミニウムを再生産することを可能とするものであり、従来のリサイクル工程における技術的制約を克服する画期的な技術です。さらに本技術は、従来の電解精錬プロセスと比較して、CO₂排出量の削減および必要電力量の大幅な低減を実現できる点においても、大きな優位性を有しています。

アルミニウムは、自動車、航空宇宙、建築、電子機器など幅広い産業分野で利用されている一方、その製造工程における環境負荷の高さが長年の課題となってきました。ルーパーツの技術はこうした課題を根本から解決し、脱炭素社会の実現および循環型金属産業の構築に大きく貢献することが期待されています。

今回の投資は、ルーパーツにおける研究開発体制の強化、量産化に向けた設備投資、ならびに事業基盤の拡充を目的として実施されました。京都iCAPは本投資を通じて、ルーパーツの技術が社会実装の段階へと進展し、国内外における持続可能なものづくりの加速につながることを期待し、投資を決定しました。

ルーパーツ株式会社 概要
設立   :2025年10月
事業内容 :アルミニウムスクラップから高純度アルミニウムを直接精錬する独自のアップサイクルリサイクル技術の開発・事業化
本社所在地:宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1 東北大学マテリアル・イノベーション・センター青葉山ガレージ
代表取締役:滝本 康平
HP   :https://www.looparts.co.jp/

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(京都iCAP)について
京都iCAPは、京都大学 100%出資子会社として、京都大学を中心とした国立大学から生まれた研究成果を活用する企業を対象に投資やその他の事業支援を行っております。当社は現在、総額160億円のイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)(2016年1月設立)と総額181億円のKYOTO-iCAP 2号ファンド(2021年1月設立)を運営しています。KYOTO-iCAP 1号ファンドの満期は最長20年、KYOTO-iCAP 2号ファンドの満期は最長17年に設定しており、基礎研究に強みを持つ京都大学の研究成果の実用化を長期にわたって支援することが可能となっています。また、KYOTO-iCAP 2号ファンドでは、一部資金を京都大学以外の国立大学発ベンチャーに投資することとしています。

【お問い合わせ先】
京都大学イノベーションキャピタル株式会社
〒606-8317 京都市左京区吉田本町36番地1
事業企画部長(広報担当) 河野修己
TEL:075-753-7588  FAX:075-753-7592
E-mail:info@kyoto-unicap.co.jp

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