- 2025.11.28
- 投資関連
ときわバイオ株式会社の株式の譲受について
京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美 公)を無限責任組合員とする「イノベーション京都2021投資事業有限責任組合」(以下「KYOTO-iCAP2号ファンド」)は、日本ベンチャーキャピタル株式会社(本社:東京、代表取締役:多賀谷 実)を無限責任組合員とする「名古屋大学・東海地区大学広域ベンチャー1号投資事業有限責任組合」より、ときわバイオ株式会社(以下、ときわバイオ)(本社:茨城県つくば市、代表取締役:中西 真人)の一部株式を譲り受けましたのでお知らせいたします。
今回の投資の概要
ときわバイオは、染色体に組み込まれることなく、長期間にわたり安定して複数の遺伝子を発現できる「ステルス型RNAベクター(SRV)」技術を開発しており、この技術を活用することで、高品質なiPS細胞を効率的に作製することに成功しています。
現在、ときわバイオは、京都iCAPが参加した2025年10月のシリーズB資金調達を通じて、SRVを用いたiPS細胞への誘導技術や各種細胞リプログラミング技術の実用化、および国内外での事業展開を積極的に推進しています。
今回の株式譲受により、京都iCAPはときわバイオとの連携をさらに強化し、研究開発・事業化支援を通じて、大学発イノベーションの社会実装を一層推進してまいります。
本株式譲受に関する金額等の取引条件については、当事者間の契約上の守秘義務および事業上の機微情報を含むため非開示とさせていただきます。
京都iCAPは、投資家や関係者の皆様に対して公正かつ適切な情報開示を行う方針を維持しつつ、企業価値の向上および長期的な事業成長の実現を目指してまいります。
ときわバイオ株式会社について
設立 : 2014年12月22日
事業内容 :ステルス型RNAベクターの研究・開発・販売
本社所在地:茨城県つくば市千現2-1-6
代表取締役:中西 真人
HP :https://tokiwa-bio.com/
京都大学イノベーションキャピタル株式会社(京都 iCAP)について
京都iCAPは、京都大学100%出資子会社として、京都大学を中心とした国立大学から生まれた研究成果を活用する企業を対象に投資やその他の事業支援を行っております。当社は現在、総額160億円のイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO -iCAP 1号ファンド」)(2016年1月設立)と総額181億円のKYOTO-iCAP 2号ファンド(2021年1月設立)を運営しています。KYOTO-iCAP 1号ファンドの満期は最長20年、KYOTO-iCAP 2 号ファンドの満期は最長17年に設定しており、基礎研究に強みを持つ京都大学の研究成果の実用化を長期にわたって支援することが可能となっています。また、KYOTO-iCAP 2号ファンドでは、一部資金を京都大学以外の国立大学発ベンチャー に投資することとしています。
【お問い合わせ先】
京都大学イノベーションキャピタル株式会社
〒606-8317 京都市左京区吉田本町36番地1
事業企画部長(広報担当) 河野修己
TEL:075-753-7588 FAX:075-753-7592
E-mail:info@kyoto-unicap.co.jp

