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  • 2024.4.26
  • 投資関連

株式会社レストアビジョンへの追加投資について

 京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美公)を無限責任組合員とする「イノベーション京都2021投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP2号ファンド」)はこのたび、眼科領域の難病に対する遺伝子治療薬を開発する株式会社レストアビジョンへの追加投資を実行いたしました。

  レストアビジョンが実用化に取り組んでいる遺伝子治療薬は、網膜色素変性症を適応症としています。網膜色素変性症は日本における失明原因の第2位を占める指定難病であり、全世界では数百万人の患者が存在するとされています。その根本的な治療法は現時点では存在しておらず、最終的には多くの患者さんが失明してしまいます。

 レストアビジョンのリードパイプラインであるRV-001は、アデノ随伴ウイルスベクター(AAV)に光センサーたんぱく質であるキメラロドプシンを治療遺伝子として搭載した遺伝子治療薬です。網膜色素変性症では視細胞及び網膜色素上皮細胞が変性消失していますが、RV-001を硝子体内注射により残存する介在神経細胞内にキメラロドプシンが発現することで、視覚再生が可能となります。

 ロドプシンに関する国内での研究は、京都大学理学部生物物理学教室を中心に実施されてきた歴史があります。レストアビジョンは慶応義塾大学医学部と名古屋工業大学の共同研究プロジェクトの成果を基に設立されたスタートアップですが、同プロジェクトの中心研究者である名古屋工大の神取秀樹教授は京大理学部生物物理学教室の出身。また、レストアビジョンのセカンドパイプラインとなっている開発候補品は、同社と京大理学部の山下高廣講師との共同研究により創製されました。

 京都iCAPは、レストアビジョンが開発中の遺伝子治療薬が網膜色素変性症の患者さんを失明の危機から救えるポテンシャルを有していると判断しています。また、その遺伝子治療薬の創製には京大の研究成果が大きく寄与していることから、シリーズAラウンドにおいて1億円の投資枠を決定し、このうち5000万円の投資を2023年12月に実行しました。残りの5000万円についてあらかじめ合意していたマイルストンの達成を確認したため、今回の投資実行に至りました。

株式会社レストアビジョン 概要
設立 2016年11月14日
事業内容 眼科領域における遺伝子治療薬の研究・開発
本社所在地 東京都港区
代表取締役 堅田 侑作
HP:https://restore-vis.com/

 

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(京都iCAP)について
 京都iCAPは、京都大学 100%出資子会社として、京都大学を中心とした国立大学から生まれた研究成果を活用する企業を対象に投資やその他の事業支援を行っております。当社は現在、総額160億円のイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)(2016年1月設立)と総額181億円のKYOTO-iCAP2号ファンド(2021年1月設立)を運営しています。KYOTO-iCAP 1号ファンドの満期は最長20年、KYOTO-iCAP 2号ファンドの満期は最長17年に設定しており、基礎研究に強みを持つ京都大学の研究成果の実用化を長期にわたって支援することが可能となっています。また、KYOTO-iCAP 2号ファンドでは、一部資金を京都大学以外の国立大学発ベンチャーに投資することとしています。

【お問い合わせ先】
京都大学イノベーションキャピタル株式会社
〒606-8317 京都市左京区吉田本町36番地1
事業企画部長(広報担当) 河野修己
E-mail:info@kyoto-unicap.co.jp

 

 

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