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  • 2023.11.29
  • 投資関連

メロディ・インターナショナル株式会社への追加投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美公)を無限責任組合員とするイノベーション京都2021投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP2号ファンド」)は、香川大学発ベンチャー企業であるメロディ・インターナショナル株式会社(本社:香川県高松市、代表取締役:尾形優子)に対する追加投資を実行いたしました。

○今回の投資の概要 メロディ社は、周産期医療における胎児モニタリングで利用されるモバイル型分娩監視装置を開発する、香川大学発ベンチャーです。

分娩監視装置は超音波ドップラ技術により胎児心拍を測定し、妊婦健診や分娩監視で広く利用される装置です。しかし、既存製品は据置型であり、その大きさから広い設置場所が求められていました。そこで、メロディ社は時間や場所を問わず胎児や妊婦のモニタリングが可能な、小型・IoT化したモバイル型装置を開発し、2019年に医療機器として販売を開始しました。 また、社会背景として、国内における産科施設の減少や、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響から妊婦への通院負担が大きくなっております。他方、新興国・発展途上国では産科設備が不十分なことに加え、専門医の不足により母子死亡率の高さが依然課題となっています。メロディ社では、これまで東南アジアの国々において遠隔モニタリングの実証実験を重ねており、この製品により安心安全な出産の実現に役立つことを検証してきました。 京都iCAPは、メロディ社の分娩監視装置iCTG及び周産期遠隔医療プラットフォームMelody iによる地域周産期医療への貢献に期待し、第三者割当増資による5,000万円の追加投資を実行しました。今回の資金調達には京都iCAPの他に、いよぎんキャピタル株式会社、東海東京インベストメント株式会社、株式会社QRインベストメントが運営する投資事業有限責任組合が参加しています。

メロディ・インターナショナル株式会社 概要
設立    2015年7月
事業内容  遠隔医療サービスにかかるプラットフォームと医療機器の製造、開発、販売
本社所在地 香川県高松市
代表取締役 尾形 優子(おがた ゆうこ)
HP:https://melody.international/

○京都大学イノベーションキャピタル株式会社(京都iCAP)について 京都iCAPは、京都大学 100%出資子会社として、京都大学を中心とした国立大学から生まれた研究成果を活用する企業を対象に投資やその他の事業支援を行っております。当社は現在、総額160億円のイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)(2016年1月設立)と総額181億円のKYOTO-iCAP2号ファンド(2021年1月設立)を運営しています。KYOTO-iCAP 1号ファンドの満期は最長20年、KYOTO-iCAP 2号ファンドの満期は最長17年に設定しており、基礎研究に強みを持つ京都大学の研究成果の実用化を長期にわたって支援することが可能となっています。また、KYOTO-iCAP 2号ファンドでは、一部資金を京都大学以外の国立大学発ベンチャーに投資することとしています。

【お問い合わせ先】
京都大学イノベーションキャピタル株式会社
〒606-8317 京都市左京区吉田本町36番地1
事業企画部長(広報担当) 河野修己
TEL:075-753-7588  FAX:075-753-7592
E-mail:info@kyoto-unicap.co.jp

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