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  • 2023.3.1
  • 投資関連

AlphaNavi Pharma株式会社への追加投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下、「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美 公)を無限責任組合員とする「イノベーション京都2016投資事業有限責任組合」(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)は、AlphaNavi Pharma株式会社(以下、「AlphaNavi」)(本社:大阪府吹田市、代表取締役:小山田義博)への第三者割当増資を実施したことをお知らせします。

〇今回の投資の概要
AlphaNaviは、治療抵抗性の疼痛疾患に対する非オピオイド系鎮痛薬を社会に届ける事を目標に2019年1月に創業したバイオベンチャー企業です。AlphaNaviは、住友ファーマ株式会社(旧 大日本住友製薬株式会社)から選択的な電位依存性ナトリウムチャネルNav1.7、Nav1.8及びNav1.9阻害剤であるANP-230の製造・開発・販売権のライセンスを受けています。ANP-230はすでに米国・英国・日本において複数の第1相試験を完了しており、現在、国内において小児四肢疼痛発作症を対象とした第1/2相試験を実施しています。
小児四肢疼痛発作症は、四肢や手足の関節に疼痛発作が起こる一方で、疼痛発作以外の異常所見が認めらないのが特徴で、既存の疼痛薬にて疼痛マネジメントが困難な疾患です。また、この疼痛発作に苦しんでおられる患者の多くからナトリウムチャネルNav1.9の遺伝子SCN11Aの機能獲得型変異が見つかっていると報告されています。AlphaNaviは今回の資金調達により、本臨床試験と事業開発を推進させる考えです。

京都iCAPは、既存薬では効果が不十分な疼痛患者さんに一日でも早く新規治療薬を届けたいというAlphaNaviの経営理念と同社のパイプラインのポテンシャルを高く評価し、約2.1億円の追加投資を実施しました。AlphaNaviが実施した総額約6.1億円のラウンドB第三者割当増資には、投資家連合として京都iCAP、新生キャピタルパートナーズ株式会社、住友ファーマ株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、日本ベンチャーキャピタル株式会社、中信ベンチャーキャピタル株式会社が参加しています。

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