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  • 2022.1.14
  • 投資関連

株式会社OPTMASSへの新規投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美 公、以下「京都iCAP」)を無限責任組合員とするイノベーション京都2021投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP2号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベンチャー企業である株式会社OPTMASS(本社:京都市左京区、代表取締役:中川 徹)に対する投資を実行いたしました。

○今回の投資の概要
OPTMASSは、京都大学化学研究所の坂本雅典准教授(精密無機合成化学研究分野)の赤外光エネルギー変換に関する研究成果を基に、2021年10月に設立された京都大学発ベンチャーです。

地球上で利用されるエネルギーの大部分は、その根源を太陽に依存しています。しかしながら、太陽光のおよそ半分を占める赤外光はエネルギー源として有効活用できていません。捕集が難しい赤外光を直接、電力に変換する技術の開発は、学術的にも非常に困難な課題と考えられてきました。

坂本准教授は2019年、赤外光を効率的に捕集する材料を用いて、今までにない高効率で赤外光を電力に変換する機構を発明しました。この研究成果を応用すれば、窓ガラスのような透明太陽電池や、ガラスなど様々な材料へ塗布が可能な熱線遮蔽材料の開発が期待できます。透明で、デザイン性に優れた透明太陽電池は、たとえば住宅や高層ビルの窓ガラスへの設置が可能なため、ゼロエミッションビルやゼロエミッションハウスの実現に大きく貢献することが期待されます。

京都iCAPはOPTMASSの「赤外光のエネルギー変換」を主軸とした先端材料、デバイスの開発・製造技術の将来性を高く評価し、第三者割当増資による約3,500万円の新規投資を実行しました。

株式会社OPTMASS概要

設立 2021年10月
事業内容 透明太陽電池・熱線遮蔽・その他の用途における材料およびデバイスの開発・製造・販売
本社所在地 京都市左京区
代表取締役 中川 徹

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