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  • 2020.10.27
  • 投資関連

米Drawbridge Health社への追加投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美 公、以下「京都iCAP」)を無限責任組合とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)は、このたび、米Drawbridge Health Inc.(本社:カルフォルニア州、代表取締役:Lee McCracken、以下「Drawbridge Health社」)に対する追加投資を、大日本住友製薬株式会社と東邦ホールディングス株式会社と共に実行しました。なお、本投資に伴って大日本住友製薬株式会社は、Drawbridge Health社と共同研究契約を締結しています。

Drawbridge Health社は、2019年にFDAが承認し、2020年にCEマークを取得したOneDraw A1Cテストシステムの開発をはじめとし、新たな採血システムの研究開発を通じて世界的な医療の改善に取り組んでいます。 OneDrawは、上腕から毛細血管の血液サンプルを採取・収集し、室温においても安定に保存することが可能な小型の医療機器です。OneDrawは、特別なトレーニングを必要とせず、快適かつ簡便に採血を実施することが可能です。

京都大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌・栄養内科の稲垣暢也教授と池田香織助教は、遠隔診療拡大における課題の一つでもある医療機関外での採血検査の実用化等を考慮に入れ、Drawbridge Health社と共同研究を実施しています。京都iCAPは今回の増資により、Drawbridge Health社が開発する新たな採血システムの開発が、日本を含めた世界で促進され、本採血システムが様々な人々の健康に貢献することを望んでいます。

Drawbridge Health社が2019年にFDAより認可を取得したOneDraw A1C Test Systemは、糖尿病を伴う成人の血糖値の長期管理を行うための血液の収集と安定化、及びHbA1cレベルの測定を行います。

〇Drawbridge Health Inc.について
Drawbridge Health社は、GE VenturesGE Healthcareによって設立された米国の未上場ヘルスケアテクノロジー企業です。同社は、独自のエンジニアリング技術と化学技術を統合し、採血時の不快感を軽減させ、かつ採血後の血液を安定に保存する医療機器の開発を進めており、いつでもどこでも様々な個人診断を可能とする世界の創造を目指しています。詳細は、ホームページをご参照ください。

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