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  • 2020.7.30
  • 投資関連

株式会社ディーピーエスへの投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美 公)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベンチャー企業である株式会社ディーピーエス(以下「DPS」)(本社:京都市西京区、代表取締役:白 鴻志)に対する投資を実行しました。

○今回の投資の概要
DPSは、DualPore™と名付けた新素材を用いて様々な分野の課題を解決すべく2017年12月に設立されたベンチャー企業です。DualPore™は中西和樹 元 京都大学理学研究科准教授(現 名古屋大学未来材料・システム研究所教授)が発明した貫通孔と細孔の二種類の孔を有するシリカモノリスをさらに粉砕することで生み出した無機粒子で、表面積が大きく、高い圧力をかけなくても液体が粒子の孔の中を隅々まで流れるという特性を持っています。

DPSがDualPore™を用いて最初に解決に取り組む課題は、貴金属やレアメタルのリサイクルです。例えば三元触媒や、電気部品のめっきに利用されるパラジウムは、製品の製造工程やリサイクル工程で生まれる溶液から数ppm程度まで回収して残りは廃棄されています。これは低濃度溶液からパラジウムだけを効率的に回収する技術がなかったためです。そのようななか、DPSは、DualPore™を用いて、小さなカートリッジで高い圧力をかけることなくパラジウム溶液を粒子中の隅々まで拡散させてパラジウムを吸着し、1ppmの低濃度パラジウム溶液からでも99.99%のパラジウムを選択的に効率よく回収できることを示し、ユーザーから高い評価を受けています。

さらにDualPore™は、フローケミストリーの低背圧化、半導体製造・医薬品製造における原材料からの微量濃度金属除去、中分子創薬におけるペプチドの高精度分離といった次世代の産業と期待される分野における課題解決でも成果を上げています。

京都iCAPは、貴金属やレアメタルのリサイクルや次世代産業に貢献するDPSの事業の将来性を高く評価し、同社に対して1億円の投資を実行しました。

株式会社ディーピーエス 概要

設立 2017年12月
事業内容 DualPore™粒子技術を応用した製品の製造・販売
本社所在地 京都市西京区
代表取締役 白 鴻志

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