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  • 2020.6.19
  • 投資関連

株式会社U-MAPへの投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美 公)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016 投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1 号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベンチャー企業である株式会社U-MAP(以下、U-MAP)(本社:名古屋市千種区、代表取締役:西谷 健治)に対する投資を実行いたしました。

○今回の投資の概要
U-MAPは、名古屋大学工学研究科の宇治原徹教授が発明した窒化アルミニウムウィスカーの高効率大量合成技術を基に設立されたベンチャー企業です。京都大学工学研究科の藤田静雄教授及び木本恒暢教授とそれぞれ共同研究契約を締結しており、U-MAP製品を用いたモジュールに求められる放熱部材の設計仕様の確立と実証実験の開始に向けて取り組んでいます。

窒化アルミニウムは電気絶縁性のセラミクスでありながら、金属アルミニウムと同程度の熱伝導度を持つ材料です。セラミクス材料として放熱特性と耐久性に優れており、他のセラミクスや樹脂、ゴム、接着剤、オイルなどと混合すると、少量で高い放熱特性を有する絶縁性の高機能複合材料を作ることができます。

これまでの研究により、U-MAPは窒化アルミニウムの安定した単結晶化技術と表面加工化技術を確立し、従来の課題であった加水分解によるアンモニアガスの発生を抑制し環境負荷の少ない窒化アルミニウムを供給できる製造技術を保有しています。

京都iCAPでは、集積回路やLED、自動車向けなどの材料に対して高い熱対策ニーズが存在していることからU-MAPの将来性を評価し、総額約3億円の第三者割当増資のうち5,000万円を引き受けることとしました。なお今回の増資には、合同会社リアルテックジャパン、株式会社OKBキャピタル、株式会社新生銀行、東海東京インベストメント株式会社も参画しています。

株式会社U-MAP 概要

設立 2016年12月
事業内容 窒化アルミニウムウィスカー材料及び関連製品の開発・製造・販売
本社所在地 名古屋市千種区
代表取締役 西谷 健治

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