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  • 2019.12.3
  • 投資関連

株式会社アルガルバイオへの投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:室田 浩司)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベンチャー企業である株式会社アルガルバイオ(本社:千葉県柏市、代表取締役:竹下 毅)に対する投資を実行いたしました。

○今回の投資の概要
アルガルバイオは、東京大学の河野重行名誉教授らの藻類に関する先端育種の研究成果をもとに設立されたベンチャー企業です。同社は、微細藻類を活用して顧客のニーズに応じた天然物由来の食品や化粧品、医薬品の原材料、バイオ燃料などを生産するための独自技術を保有しています。

これまでの研究により、アルガルバイオは約3000株の微細藻類のライブラリーを構築しており、機能性材料として有用なカロテノイド類や希少脂肪酸などを藻類により効率的に生産することに成功しています。これらの研究には、京都大学大学院人間・環境学研究科の宮下英明教授も寄与しており、宮下教授はアルガルバイオの技術顧問も務めています。

京都iCAPでは、化石燃料に頼らず二酸化炭素と太陽光から有用材料を大量生産可能なアルガルバイオの技術力を評価し、総額約4億円の第三者割当増資のうち5000万円を引き受けることとしました。なお今回の増資には、東京大学エッジキャピタル、科学技術振興機構、Abies Ventures、ちばぎんキャピタルも参画しています。

株式会社アルガルバイオ 概要

設立 2018年3月
事業内容 藻類を利用した機能性材料などの製造・販売
本社所在地 千葉県柏市
代表取締役 竹下 毅

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