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  • 2019.10.31
  • 投資関連

株式会社aceRNA Technologiesへの追加投資の実行について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:室田 浩司)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベンチャー企業である株式会社aceRNA Technologies(アセルナテクノロジーズ、以下「aceRNA」)(本社:京都市左京区、代表取締役:進 照夫)に対する追加投資を実行いたしました。

〇aceRNAへの投資実行について
aceRNAは、京都大学iPS細胞研究所の齊藤博英副所長が開発した人工RNA分子によるプラットフォーム技術(以下「RNAスイッチ」)により、再生細胞医薬品の精製や創薬事業を行う企業です。

iPS細胞やES細胞などの多能性幹細胞は、分化工程を経て再生細胞医薬品として用いられます。分化工程で未分化の幹細胞が残存すると癌化の危険性があるため、iPS細胞やES細胞の実用化には、未分化幹細胞の除去技術が必要とされています。RNAスイッチは未分化細胞を選択的に殺傷もしくはラベリングすることが可能なため、再生細胞医薬品の安全性や品質を向上させる重要な技術として、医療への貢献が期待されています。

aceRNAはこれまでに、iPS化した細胞や分化させた心筋細胞を精製する試薬「RNA Switch™」を発売し(https://acernatec.com/product/)、研究開発ではヒトで発現する全種類のmiRNAに対応するライブラリーを完成し新たな創薬ターゲットの同定を開始しました。

京都iCAPは引き続き当社技術が再生細胞医療の安全性向上や創薬ターゲットの同定に貢献することに期待し、SMBCベンチャーキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石橋 達史)ならびに複数名の個人投資家とともに総額2億円の資金調達に参加し、152百万円の投資を実行しました。

株式会社aceRNA Technologies 概要

設立 2018年4月
事業内容 RNAスイッチ技術による細胞精製製品の開発と創薬
本社所在地 京都市左京区
代表取締役 進 照夫

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