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  • 2019.7.25
  • 投資関連

米Drawbridge Health社への追加投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(本社:京都市左京区、代表取締役:室田 浩司、以下「京都iCAP」)を無限責任組合とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTOiCAP1号ファンド」)はこのたび、米Drawbridge Health Inc.(本社:カルフォルニア州、代表取締役:Lee MacCracken、以下「Drawbridge Health社」)に対する追加投資を、GE VenturesThorne Research Inc.、三菱UFJキャピタル株式会社、大日本住友製薬株式会社と共に実行しました。

Drawbridge Health社は、検査用血液を簡便に自動的に採取し、その採血試料を室温にて長期間安定保存することが可能な医療機器を開発するヘルスケア企業です。本医療機器は、一般的な採血手段(静脈穿刺やフィンガースティック)にて認められる被採血者の不快感を軽減させることが示されています2。また、その操作性の簡便さから、医療従事者が、特別なトレーニングを必要とせず、いつでも・どこでも採血する事が可能となることが期待されます。なおDrawbridge Health社は本成果を、the 2018 MedTech Breakthrough Awards program 1American Diabetes Association 2にて発表し、高い評価を受けています。

Drawbridge Health社は、京都大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌・栄養内科の稲垣暢也教授、池田香織助教と共同研究を実施しており、同社の採血医療技術の日本での研究開発を進めています。京都iCAPは今回の増資により、Drawbridge Health社が開発する画期的な新規採血技術の日本を含めた世界での開発が促進され、本採血技術が様々な人々の健康に貢献することを望んでいます。

引用文献:
1. https://drawbridgehealth.com/wp-content/uploads/2018/06/MedTech-Breakthrough_2018-Winner-Release_Drawbridge-Health_Final.pdf
2. Innovative Blood Sampling Technology for Convenient, Nearly Painless, and Accurate Monitoring of Diabetes, Elisa Romeo et al., https://diabetes.diabetesjournals.org/content/68/Supplement_1/231-LB

Drawbridge Health Inc.について
Drawbridge Health社は、GE VenturesGE Healthcareによって設立された米国の未上場ヘルスケアテクノロジー企業です。同社は、独自のエンジニアリング技術と化学技術を統合し、採血時の不快感を軽減させ、かつ採血後の血液を安定に保存する医療機器の開発を進めており、いつでもどこでも様々な個人診断を可能とする世界の創造を目指しています。詳細は、ホームページをご参照ください。

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