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  • 2025.6.27
  • 投資関連

Eurus Therapeutics株式会社への追加投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美公)を無限責任組合員とするイノベーション京都2021投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP2号ファンド」)は、Eurus Therapeutics株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:能見貴人)に対する追加投資を実行いたしました。

今回の投資の概要
Eurus Therapeuticsは、CRISPR/Casシステムを使わない新規のゲノム編集技術を開発し、これまでにない治療戦略を提供可能な新しい創薬プラットフォーム事業の確立を目指しています。

前回投資以降、Eurus Therapeuticsは一本鎖修飾核酸からなるEurus Editorのさらなる最適化を進め、精密な編集が可能でかつ編集ミスの懸念の低い安全なゲノム編集手法を確立しました。確立した手法は塩基や遺伝子を選ばないだけでなく、編集効率の点でも臨床レベルでの実用化を期待できる成績を達成しました。本技術を用いることで、CRISPR/Casシステムが抱える課題を解決することが可能であると考えられます。

京都iCAPは、Eurus Therapeuticsの技術が世界のゲノム編集マーケットに新たな選択肢を与える可能性を高く評価し、2億円の追加投資を実行しました。今回の調達は総額8.1億円で、京都iCAPの他に、ニッセイ・キャピタル株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、RDiscovery株式会社、京都キャピタルパートナーズ株式会社、横浜キャピタル株式会社、アクシル・キャピタル・パートナーズ2号有限責任事業組合、および住商ファーマインターナショナル株式会社が参加しています。

Eurus Therapeuticsは今回の調達により、臨床パイプラインの開発着手ならびに、さらなる技術向上を目指します。

Eurus Therapeutics株式会社 概要
設立   :2021年2月
事業内容 :新規遺伝子治療法の開発
本社所在地:神奈川県藤沢市
代表取締役:能見 貴人(のうみ たかと)

○京都大学イノベーションキャピタル株式会社(京都iCAP)について
京都iCAPは、京都大学 100%出資子会社として、京都大学を中心とした国立大学から生まれた研究成果を活用する企業を対象に投資やその他の事業支援を行っております。当社は現在、総額160億円のイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)(2016年1月設立)と総額180億円のKYOTO-iCAP2号ファンド(2021年1月設立)を運営しています。KYOTO-iCAP 1号ファンドの満期は最長20年、KYOTO-iCAP 2号ファンドの満期は最長17年に設定しており、基礎研究に強みを持つ京都大学の研究成果の実用化を長期にわたって支援することが可能となっています。また、KYOTO-iCAP 2号ファンドでは、一部資金を京都大学以外の国立大学発ベンチャーに投資することとしています。

【お問い合わせ先】
京都大学イノベーションキャピタル株式会社
〒606-8317 京都市左京区吉田本町36番地1
事業企画部長(広報担当)     河野修己
TEL:075-753-7588  FAX:075-753-7592
E-mail:info@kyoto-unicap.co.jp

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